重要なお知らせ

 2022年4月、文学環境論コースは「テクスト環境論」へと生まれ変わりました。詳しくはこちら

 

 

コース紹介

 

文学環境論コースでは、幅広い視野を持った研究を求めて、世界と日本の文学を対象とし、作品の内部の世界とそれを取り巻く外界(環境)との関わりを、自然環境・人間環境・文化環境など多元的に検証し、領域横断的な課題を追究していきます。

例えば、テクストをその時代の社会や文化、常識や通念などの文脈に置きなおして読む、発表の場となったメディアを問う、美術・演劇・映画など他ジャンルとの関係を考えるなどは重要な作業でしょう。海外の先進的な研究理論を援用したり、作品に潜在する実相を現代的な視点から浮かび上がらせたり、精読の実践として作品を翻訳することなどもまた新たな問題意識を得る方法になります。

 

もちろん、そのような研究のためには、文学研究についての基礎的な力と作品を精確に読み取る力を習得していることが必須です。研究方法についての知識や文学理論を理解するための語学力を養うことも必要となります。研究の土台となるそれらの力をさらに伸ばして、個性的で斬新な研究が展開することを期待しています。

 

粘り強く真摯な取り組みを通して、今日的な知見と広範な素養を修得し、幅広く社会で活躍できる高度な専門的職業人の養成をめざします。